アスペルガー❤️日記

ASDでもADHDでも、ハッピーに生きることをあきらめない

自分にとってニガテな家事って何だろう②

洗濯は腰の重い家事のひとつだ。

もちろん全自動洗濯機というものはあるけれど、洗濯機がやってくれるのは、一般に「洗う」「すすぐ」「脱水」「乾燥」くらいだろう。

「たたむ」作業というのが実は厄介ではないか。

 

ひとり暮らしなら、まあ何とかやっていたものの、Ottoと暮らすようになってから、

洗濯物が一気に増えた。Ottoは汗っかきで、身体を拭いたタオルを使いまわしたりするのを嫌がる。台所のふきんなども、わたしの干し方が甘いばかりに「臭(クサ)タオル製造機」などという酷いあだ名を賜ったこともある。とにかく洗濯物には注意深い。

 

Ottoが転職してから会社に通うようになり、Yシャツを毎日アイロンがけしなければならなくなった。シャツは一体何枚買ったら、うまくローテーションできるのか。最初の一週間は洗って、干して、アイロンがけしてみたが、こんなこと家でやってられない!と近くのクリーニング屋に出しに行ってもらうことで合意した。

 

それでは普通の洗濯物はどうするか。うちでは数年前から洗濯代行に依頼している。

指定の洗濯バックがいっぱいになると電話で取りに来てもらい、翌日には持ってきてもらう。(配達時不在の場合はマンションの宅配Boxに入れてくれる)

この洗濯代行の素晴らしいところは、出した洗濯物がキレイに畳まれ、ミルフィー状態で帰ってくることだ。洗剤も香料あり・なしで選べる。時おり熱量が強いのか、ちょっと縮んで返ってくることもあるが、敏感そうな生地のものは避ければよい。

wash-fold.com

この洗濯代行を使い始めてから、洗濯のストレスや負担が大きく減った。

もし急ぎで洗いたい物やウール製品がある時には自宅の洗濯機を使う。

 

実は、うちでは10年以上、全自動洗濯機をレンタルしている。

2〜3年毎に契約更新しており、今では一年間のレンタル料は数千円だ。

洗濯機をレンタルしている理由は、故障時の修理や廃棄に手間がかからないという点。

レンタルなら、少しでも調子が悪くなったら、契約期間中は何度でも修理、交換してくれるし、不要になれば返せばいいだけ。最新のモデル機種ではないけれど、洗濯機には基本的な機能しか期待していないので、問題はない。

 

ということで、現在洗濯の役割分担は、以下のように固定している。

 

日常の洗濯物➡️洗濯代行に依頼

少量、手洗い、急ぎの時➡️自宅洗濯機(レンタル)

Yシャツなど➡️クリーニング

 

仕事を辞めてからも、わたしが専業主婦・主夫 “housewife/house husband”を名乗らない

のは、ちっとも家事をやっている感がないからだ。きっとこの先も変わらないだろう。

 

チェック✔️  ニガテな家事は外注化、パターン化して省力化しよう!

 

 

自分にとってニガテな家事って何だろう①

「家事のなかでいちばん苦手なものって何ですか」

「うーん、食事のしたくと洗濯ですね」

前回の医者との会話だ。コロナがあけたと同時にOtto(夫)が転職した。前の会社では100%在宅勤務だったのが、出社するようになったのだ。そのため生活のリズムが大きく変わり、混乱していたところだった。

 

それぞれ詳細はこうだ・・・

 

➡️Ottoの転職前:

朝食は夫(パンを焼くを含む)、ランチ及び夕食も夫

 

➡️Ottoの転職後:

朝食は夫(パン、シリアル)、ランチ(自分で用意)、夕食(わたしが用意)

 

身も蓋もないが、家での食事の用意は、ほぼ全てOttoがメインパーソンなのだ。

朝食はパン食中心だが、ホームベーカリーを使って週に2〜3度くらい準備してくれる。

自分の分だけなら、ランチは麺類もしくは近くで弁当を買ってくればよい。

 

問題は夕食の準備だ

会社員の時は会社帰りにスーパーへ行って、その日に食べたいと思うものを買ってきて(刺身が多い)、家では簡単な調理で済ませていたので、毎日その日の分のことだけ考えていれば、わたしにもできた。しかし日中家にいるとなると違う。

 

まず考えたのは、ネットスーパーで1週間分の食材を揃えて、それを淡々と消費していく方法だ。例えば、月曜日に届いた場合、鮮度が気になるものから使っていくと、週の後半になるにつれ、おかずの内容が貧相になっていってしまう。

それに買い溜めといっても、いざとなると追加で材料が必要になったりするものだ。ネットスーパーは余計なものはかわなくてすむかわりに、やはり食材の選択肢が限られてくる。

 

また週末、市場に買い出しして、大量に買うこともあるのだが、彼になら調理できてもわたしには使い慣れないものもある。蕗(ふき)の葉とかってどうしたらいいの〜!? とか。

 

混乱が生じたもう一つの原因は、新しい冷蔵庫だ。数ヶ月前に138ℓから180ℓの冷蔵庫に買い替えた。これで食材のストックができると喜んでいたのだが、実際に献立を考えるのにものすごく頭を使うのだ。

当初は「肉を使ってカレーにしよう」から始まったのが、

「いやいや、先日もらった筍の水煮から先に使わねば。

じゃあ筍ご飯にしようか、それなら油揚げを買わなくては。

合わせる味噌汁の具は何にしようか。ナスを入れればいい。

そういえばナスは焼きなすが食べたいと言っていたな。では今日は筍ご飯ではなく、

筍と肉の中華炒めにした方がいいのか。」

とぐるぐる????してしまって、キッチンでフリーズしてしまった。

結局ご飯を炊き、野菜を切るところまでやって、調理や調味はOttoに頼むのだった。

 

ある日ついにOttoに打ち明けた。夕食の準備に負担を感じていること、週2日は準備するが、その他の日は、ご飯と味噌汁だけ作るので、おかずは食べたいものを会社帰りに買ってきてほしい・・と。

Ottoからは週1日はカレーにしよう。無理な日は外食しよう。と提案された。

とりあえず、転職先でのOttoの在宅勤務が始まることを期待しつつ、ご飯と味噌汁だけの夕食の準備をミニマム・ラインとしてやっていくことにした。

 

チェック✔️ 自分が家事に適応できないと思ったら、早めに軌道修正をかけよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

就労移行支援はどんな支援をしてくれるのだろう

ハローワークに通う傍ら、就労移行支援施設に行くことを思いついた。

医者からは近いところで見つけた方がいいとアドバイスされたので、調べたところ、わたしの居住地近郊ではかなりの数の就労移行支援があるようだ。カリキュラムにどんな特徴があるのか、どんな人が通っているのか、そもそも自分に合うのかがわからない。

いくつか良さそうなところを選び実際に訪問してみることにした。

 

どこが自分に合いそうか、通いたいか話を聞きに行く:

A:クリニックが監修している、週5日が基本で通所日は終日施設内で過ごすルール。

B:パンフレットの説明に終始し、あまりこちらの質問には答えてもらえない。

C:前職を退職した経緯など根掘り葉掘り色々聞かれたのでちょっと嫌な気持ちに。

D:発達障害専門と謳っていて、実際に使っている資料なども見せてもらえた。

 

最終的に体験をすると決めたポイントとしては、パワーポイントの見学者向け資料が用意されていて、スライド1ページごとの説明があり、都度「質問がありますか」と確認してくれたのが分かりやすかった。わたしの場合、説明の後にすぐに確認をしないといつまでも疑問が???という感じで頭のなかに残ってしまい、そのさきの話の内容に集中できなくなってしまう。

 

もうひとつ、対応が良かった点としては、そこで使われている教材資料を見せてくれたことだ。そのなかには「自分らしさ」「障害の特性と配慮」「適職発見」などまさに、自分が知りたいことがワークブックになっていた。

 

このD施設での5日間の入所体験をすることにした。

 

一日の流れ🗓:

10:00〜10:30朝礼

10:30 〜12:00 午前中のプログラム <例:職業訓練など>

 ランチ🍙

13:00〜13:15  タイピング

13:15〜15:30 午後のプログラム <例:自己探究プログラムなどのワーク>

15:30〜15:45  夕会

 

個人的におもしろいと思った点💡:

「朝礼」の時間にラジオ体操や雑談の時間がある➡️アスペルガーの人は雑談が苦手という特徴があるので、ウオーミングアップを兼ねた練習の意味合いがあるのだろう。

 

午後いちにタイピングの時間がある➡️「え、今さらタイピング?」と戸惑ったのだが、タイピングをすることで集中力を高める効果があるらしい。午後一番に初級〜上級まで、ただ無心にタイピングする。

 

擬似オフィス時間を過ごすこと➡️職員を「上司役」として指示を仰いだり、メールで始業、終了時の業務報告を行う。また終業後、今日一日の施設で過ごした感想などを職員に直接伝える機会がある。必ず職員からのフィードバックの機会が設けられている。

 

一方で違和感もあった。

これはどこの施設でも共通するようだが、昨今の就労移行支援施設には、全体的に若い人が多いようだ。(一人だけかなり年配の男性がいたけれど)

背景として、大学などを出てから就職できなかった人たちなどが、社会人生活の準備する意味合いで通所することにある。まさしく就労「移行」である。そういった理由からか、まるで新入社員研修を彷彿とさせるプログラムもあった。(来客対応など、、)

www.atgp.jp

2年近く通所している女性になぜこの施設を選んだのか話を聞いてみると

「他の支援施設は一日中パソコンに向かって作業することが多く、入所者同士で話す機会があまりなかった」とのこと。

 

体験入所全体を通して良かった💡と思う点:

障害者採用というものを検討するきっかけとなった➡️過去の卒業生が就労していたり、特定の企業とのつながりを持っている職員がいるなど(大学の就職課のイメージ?)本気で入所者の就労をサポートしていそうだ。これらの中には外資系企業も含まれる。

 

自己理解、障害理解の重要性について➡️障害者雇用をする企業が一番重視するのは、本人が自分の障害や特性についてよく理解している、安定して通所している実績があるということだそうだ。確かに就業のミスマッチを防いだり、長く就労するためには必要なことだ。心理的に安心のある場で、他の発達障害者と話をすることは、自分の障害を理解することの大きな一歩だ。

 

当然のことながら、発達障害者が障害があることをオープンにして、障害者枠で就業しなければいけないわけではない。ただどのような雇用形態、就業形態を選ぶにしても、「発達障害である自分」がどうやったら働きやすいのかを第三者である支援者を交えて学ぶことはその後の人生にとって役立つに違いない。

 

チェック✔️自分の障害特性を理解するために、支援してもらえる場を持とう!

関連記事:

as-diary.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発達障害者の仕事さがし@ハローワーク

ハローワークに通って三ヶ月経った。

ハローワークのルールでは失業給付を受けるためには求職活動をして認定を受ける必要がある。もし精神保健福祉手帳を持っていれば、次回失業認定日までの活動日数は一日以上でよい。(通常は二日以上の求職活動実績が必要)

 

失業給付を受けるということは、「求職活動しているし、いつでも働けますよ」という状態であることが前提だ。

 

しかし現実的には、生活費として失業給付を受けながら、身体や精神のコンディションを整えてから就職活動をしたいと考えている人もいると思う。

 

また再就職に不安や悩みを抱えているなどの場合、求職活動の実績作りのためだけに、わざわざ窓口に出向いて相談するのは、心理的にもハードルがある。

 

今回ハローワーク発達障害者のための就労支援を利用したのだが、これが良かった。

場所にもよるが、ハローワークのみどりのコーナー(専門援助部門)には『発達障害者雇用トータルサポーター』が在籍している地域がある。精神福祉保健手帳を所持する求職者に対して、精神保健福祉士臨床心理士が40分カウンセリングをしてくれるのだ。

www.mhlw.go.jp

わたしの場合、三回目の面談の際に、精神保健福祉士とWAIS検査の結果を一緒に見ながら、どのような仕事や職場環境が合うのかというアドバイスをもらうことができた。また「記憶ができないのではなく、確認が苦手」「パターン化された仕事が良い」「チェックしてくれる人、指示してくれる人がキー」など、診断結果にもとづく仕事でのアドバイスをもらえたことが気づきにつながったと思う。

 

一回の面談は、求職活動一回分にカウントされる。オンラインカウンセリングでも5000円位はするので、このような支援が無料で受けられるというのは心強い。

 

チェック✔️  ハローワークでは発達障害者サポーターの支援を受けてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ