アスペルガー❤️日記

ASDでもADHDでも、ハッピーに生きることをあきらめない

就労移行支援はどんな支援をしてくれるのだろう

ハローワークに通う傍ら、就労移行支援施設に行くことを思いついた。

医者からは近いところで見つけた方がいいとアドバイスされたので、調べたところ、わたしの居住地近郊ではかなりの数の就労移行支援があるようだ。カリキュラムにどんな特徴があるのか、どんな人が通っているのか、そもそも自分に合うのかがわからない。

いくつか良さそうなところを選び実際に訪問してみることにした。

 

どこが自分に合いそうか、通いたいか話を聞きに行く:

A:クリニックが監修している、週5日が基本で通所日は終日施設内で過ごすルール。

B:パンフレットの説明に終始し、あまりこちらの質問には答えてもらえない。

C:前職を退職した経緯など根掘り葉掘り色々聞かれたのでちょっと嫌な気持ちに。

D:発達障害専門と謳っていて、実際に使っている資料なども見せてもらえた。

 

最終的に体験をすると決めたポイントとしては、パワーポイントの見学者向け資料が用意されていて、スライド1ページごとの説明があり、都度「質問がありますか」と確認してくれたのが分かりやすかった。わたしの場合、説明の後にすぐに確認をしないといつまでも疑問が???という感じで頭のなかに残ってしまい、そのさきの話の内容に集中できなくなってしまう。

 

もうひとつ、対応が良かった点としては、そこで使われている教材資料を見せてくれたことだ。そのなかには「自分らしさ」「障害の特性と配慮」「適職発見」などまさに、自分が知りたいことがワークブックになっていた。

 

このD施設での5日間の入所体験をすることにした。

 

一日の流れ🗓:

10:00〜10:30朝礼

10:30 〜12:00 午前中のプログラム <例:職業訓練など>

 ランチ🍙

13:00〜13:15  タイピング

13:15〜15:30 午後のプログラム <例:自己探究プログラムなどのワーク>

15:30〜15:45  夕会

 

個人的におもしろいと思った点💡:

「朝礼」の時間にラジオ体操や雑談の時間がある➡️アスペルガーの人は雑談が苦手という特徴があるので、ウオーミングアップを兼ねた練習の意味合いがあるのだろう。

 

午後いちにタイピングの時間がある➡️「え、今さらタイピング?」と戸惑ったのだが、タイピングをすることで集中力を高める効果があるらしい。午後一番に初級〜上級まで、ただ無心にタイピングする。

 

擬似オフィス時間を過ごすこと➡️職員を「上司役」として指示を仰いだり、メールで始業、終了時の業務報告を行う。また終業後、今日一日の施設で過ごした感想などを職員に直接伝える機会がある。必ず職員からのフィードバックの機会が設けられている。

 

一方で違和感もあった。

これはどこの施設でも共通するようだが、昨今の就労移行支援施設には、全体的に若い人が多いようだ。(一人だけかなり年配の男性がいたけれど)

背景として、大学などを出てから就職できなかった人たちなどが、社会人生活の準備する意味合いで通所することにある。まさしく就労「移行」である。そういった理由からか、まるで新入社員研修を彷彿とさせるプログラムもあった。(来客対応など、、)

www.atgp.jp

2年近く通所している女性になぜこの施設を選んだのか話を聞いてみると

「他の支援施設は一日中パソコンに向かって作業することが多く、入所者同士で話す機会があまりなかった」とのこと。

 

体験入所全体を通して良かった💡と思う点:

障害者採用というものを検討するきっかけとなった➡️過去の卒業生が就労していたり、特定の企業とのつながりを持っている職員がいるなど(大学の就職課のイメージ?)本気で入所者の就労をサポートしていそうだ。これらの中には外資系企業も含まれる。

 

自己理解、障害理解の重要性について➡️障害者雇用をする企業が一番重視するのは、本人が自分の障害や特性についてよく理解している、安定して通所している実績があるということだそうだ。確かに就業のミスマッチを防いだり、長く就労するためには必要なことだ。心理的に安心のある場で、他の発達障害者と話をすることは、自分の障害を理解することの大きな一歩だ。

 

当然のことながら、発達障害者が障害があることをオープンにして、障害者枠で就業しなければいけないわけではない。ただどのような雇用形態、就業形態を選ぶにしても、「発達障害である自分」がどうやったら働きやすいのかを第三者である支援者を交えて学ぶことはその後の人生にとって役立つに違いない。

 

チェック✔️自分の障害特性を理解するために、支援してもらえる場を持とう!

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